2020.5.18 【加筆・編集しました】
(このブログは①②③に分けてあり、その③です)
今回は、自分の目的や目標に向かって何をどうすればいいのかが分からない時、
選択肢に迷った時、その時その瞬間の最適解を選んでどう修正しながら目標達成や
目的遂行に近づけていくかを整理して考えてみました。
計画立案/修正/達成のプロセスに興味がある方は是非読んでみてください。
OODAloopにクライミングを落とし込むと
OODAをクライミングで登る前の戦略の立て方や考え方、
途中でフォールして完登できず(ゴールまで登りきれず)フォール後の修正に
必要な行動と考え方、スキルアップのやり方にも非常によく似ています。
O Observation (オブザベーション)
これから登る課題をしっかり(遠く近くから、左右などの方向から)観察する
O Orient (オリエント)
どのルートや手順足順が最適でゴールできる確率が高いのか仮説を立てる
D Diside (ディサイド)
今の自分のコンディションや会場の環境など把握できる現状を考慮して、
立てた仮説の中から完登の可能性が最も高いひとつの方法に決める
A Action (アクション)
決めた仮説に沿って行動し、観察では分からなかったことは現場処理しながら
(次のループを意識して)現場での観察も怠らない。
上手くいかなかった場合は、失敗の原因の整理と1ループ目で把握した情報を
踏まえて素早く次のループを回す。
OODAloopをクライミングに落とし込む考え方
1.登る課題をさまざまな角度や距離(遠距離/近距離から)観察して完登(ゴール)に
必要な情報を集めて整理する。
2.観察して得た情報を元に完登の可能性の最も高いムーブ(登り方)の仮説を立てる。
3.立てた仮説の方向性に沿ってなにを目的にするかを決断する。
👉完登したいのか、自己ベストなのか、勝ちにいくのか
自分がどうしたくて、それには何をしないといけないのかの再確認
👉それにはどうすればいいか、考えられる選択肢をリストアップする
👉自分の意思と選べる選択肢の数、体調やコンディション、まわりの状況や
過去の情報などから判断し、効果的かつ未来を変える選択肢を決断をする
4.決断して行動した結果と、その際に得た情報から仮説をレビューして
次のループを回し、行動の結果だけにとらわれず次のループのプロセスと捉える。
フレームワークって武道や芸道の型に似ている
フレームワークとは、
⭕️ 思考時間を短縮して成果を上げる考え方のひな型
⭕️ 共通して用いることが可能な考え方で意思決定/分析/問題解決/戦略立案/などの
枠組みで対象範囲内で問題解決や意思決定をしやすくしたテンプレート
⭕️ 行動する上で、迷ったり悩まないように考えるべきポイントをパターンとして落とし込み、
誰でもできるようにしたもの
型とは
⭕️ 型とは、武道や武術、芸道などの形を磨くためのもので、型を用いた稽古を型稽古と呼び、
学んだ流儀の正確な所作/動作/趣旨を理解し確認するのが目的
⭕️ 基礎/基本で〝次〟を生む、いざという時に心と体がひとつになって動くように心身を
つくり上げる身体操作の要を学べるもの
⭕️ 無意識のうちにその動きができるように身につき、全てのスポーツや武道/武術/芸道/
エクササイズ/トレーニングのもとになるもの
⚪️ 無駄を省いてシンプル化しながら繰り返し磨き上げ高めていく。
⚪️ いざという時に咄嗟に判断行動できるスキルを身につけていくもの
⚪️ 基本中の基本、やりたいことの〝もと〟になるもの
ビジネスと武道や武術、芸道と道はぜんぜん違っても、
フレームと型というように名称も働きもよく似ていて、
それの有る無いで達成/成長は大きく変わってきます。
まとめ
型やフレームという名称なのに、固まっているわけではなく、
決まった動き方や考え方があって流れがあり、繰り返していく。
正しく繰り返すことで、アイデアや動き、体の使い方がどんどん洗練されていき、
目指す目的や目標、ゴールへと近づいていくためのツールになる。
勝つためのツールでなく、自分の能力を最大限発揮したり自由自在に動き
成長し続けるためのツール
成功するためのツールでなく、失敗から学び、失敗する確率を下げていくことで
成長していくツール
世の中はすごい速度で変わり続け、どんどん便利で快適になっていっても
普遍的で不変的なのがものごとの本質。
これからも体の〝質〟
動きの〝質〟
生活の〝質〟
を意識してお客さまがアップデートするアシストをしていきたいと思います。
ということで、これで全ておしまいです。
①②③と長文にお付き合いいただきありがとうございます。
このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。
長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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